映画『護られなかった者たちへ』のあらすじ
映画『護られなかった者たちへ』についてご紹介します。
作品名 | 『護られなかった者たちへ』 |
公開日 | 2015年11月7日 |
監督 | 瀬々敬久 |
脚本 | 中山七里 |
主要出演者 | 佐藤健 阿部寛 清原果耶 倍賞千恵子 永山瑛太 |
公式サイト | 護られなかった者たちへ公式サイト |
あらすじ・ストーリー 東日本大震災から10年が経った仙台市で、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体が相次いで発見される。宮城県警捜査一課の笘篠が不可解な連続殺人事件を捜査するなか、別の事件で刑期を終えて出所したばかりの利根という男の存在が浮上。笘篠は利根を追い詰めていくが、決定的な証拠がつかめない。そんななか、第三の事件が起きようとしていた。
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映画『護られなかった者たちへ』の口コミ&正直レビュー
映画『護られなかった者たちへ』の正直な口コミ&レビューを集めたのでご紹介します!



★★★★4
すごく切ない気持ちが高まるそんな映画でした。まず自分は出ているキャストがかなり豪華だったので、そこに惹かれて見たのですがかなり心に訴えかけてくるものがありましたね。
やっぱり阿部寛さんの刑事役はめちゃくちゃハマります。そして、少し影のある男役として佐藤健さんが出ていて二人の芝居合戦に目を奪われてしまいました。こんなにも映画の雰囲気を壊すことなく二人が絡んでいる作品は他にはないでしょうね。個人的に清原果耶さんが出ているのが嬉しかったです。彼女の凛とした佇まいがとても魅力的で絶対に売れると確信しました。
物語は謎の餓死事件が起きて、その犯人を探し求めていく流れなのですがミステリーの要素もふんだん盛り込まれていて、どんどん先が気になってしまいすごく楽しめました。



★★★★★5
大勢の役者さんたちの演技に圧倒されました! 特に佐藤健さんの演技は、今まで見た中で一番と言ってもいいくらい迫真力がありました。東日本大震災というデリケートな題材を扱いながらも、エンターテインメントとしてもしっかり楽しめる作品 震災後の生活保護制度や社会の格差、そして人間の心の闇など、考えさせられるテーマが満載でした。
特に印象に残っているのは、生活保護を受給する人々に対する偏見や差別 理不尽な扱いを受ける彼らの姿は、胸が痛みました。
また、殺人事件の真相が明らかになった時の衝撃は、今でも忘れられません。
ただ、ラストは少し物足りないと感じました 犯人の動機や過去がもう少し掘り下げられていれば、より深みのある作品になったと思います。



たしかに私もそれは感じましたね。ラストこれで終わり?みたいな



★★★★4
自分自身としては日本では瀬々敬久監督だけになっており、震災で多くの生命が失われ、残された者たちは懸命に生きる作品であり、しかし震災で生き残れても貧困が襲いかかる。
本作は生活保護を題材に社会の理不尽を描く。だれもが精一杯生きている。精一杯生きているから追い詰められて最後には疲れてしまうことなぜ役所の人間は生活保護が必要な人をぞんざいに扱うのか彼らも終わりの見えない業務に疲れ果てている。
そのツケがどんどん弱い人のところに溜まっていき、悲劇が見えないところで起こっているので自助や共助、公助という言葉がコロナ禍で使われたが、自助だけでは生きていけず、震災のような未曾有の災害が起きれば皆が苦しいのだから余裕を持って共助できる人は限られることでそういう人間を救うのが公助の役割なのだが、法律改正によって公助で救われる人が少なくなってしまった。そのことへの怒りがこの作品が込めれていると思いました。



山田涼介さんもすっごい良かったですよね!怖い山田涼介さん初めて見ましたが、カッコ良すぎました!



★★★★4
東日本大震災10年後の猟奇事件の真相から、社会福祉制度(生活保護制度)の仕組みが孕む複雑な問題について考えさせられました。
家族が社会福祉の仕事に携わっており、もちろん仕事上の話なので多くは語りませんが、制度の難しさについては常々感じているようです。
映画のように、生活保護担当の職員が恨みを買うのはストーリーの流れとしてはもっともな気がしますが、個人的には「誰も悪くない」「皆んな苦しい」と感じました。
制度に従い、苦渋の決断をせねばならない職員も人間。
その制度が公平ではない、届けたい人に届かない歯痒さ。
震災という大きな苦難によって、人々の日常は瞬く間に奪われ、かつ誰も責めることのできない悔しさはいかばかりのものか。
ハード面の復興とは異なり、表面化されないソフト面の復興をただ祈るばかりです。
原作との乖離が指摘されますが、映画は映画として充分見応えのあるものでした。



★★★★4
ベストセラー作家・中山七里のミステリー小説の映画化ですが、原作未読です。
東日本大震災と生活保護をテーマにした重い作品でした。
なぜ、こんな事件が起こってしまったのか?どうにかして防げなかったのか?
登場人物の多くが傷を抱え、必死に生きている姿に心が締め付けられます。
ネタバレになるので書きませんが、途中で犯人はなんとなく分かりました。
ですが、この映画は犯人探しを楽しむミステリー映画ではありません。
震災後の人々の苦悩や憤りを素晴らしい俳優陣がそこにいたかのように演じています。
佐藤健は影のある青年を演じたら、同年代トップクラスでしょう。
また、阿部寛、倍賞美津子、吉岡秀隆らベテランキャストの存在感は説明不要です。
そして、幹子役の清原果耶が素晴らしい。もうすでに注目されているでしょうが、他の作品も見てみたいと思いました。
「護られなかった者たちへ」
現代の社会問題として考えさせられる作品です。
震災のせいにはできない、誰のせいなのか?と考えるとみんな被害者
- 5段階評価 ★4が一番多い
- 口コミ&レビューまとめ:現代の社会問題を反映していて、とても考えさせられるし、「理不尽さ」が切なく苦しい
- 筆者の総評:震災のせいにしても解決しない、誰のせいなのか?と考えるとみんな被害者なのかもしれない
みなさんぜひ、映画『護られなかった者たちへ』をご覧になってくださいね!
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