映画『勝手にふるえてろ』のあらすじ
映画『勝手にふるえてろ』についてご紹介します。
作品名 | 『勝手にふるえてろ』 |
公開日 | 2017年12月23日 |
監督 | 大九明子 |
脚本 | 綿矢りさ |
主要出演者 | 松岡茉優 北村匠海 石橋杏奈 |
あらすじ・ストーリー 絶滅した動物をネットで調べるのが趣味という24歳のOLのヨシカは、中学時代の同級生イチに10年間片思いをしている。ある日、同じ会社で営業として働く同期のニに告白されるが、タイプではないため、冷たい素振りをしてしまう。ニがいてもイチへの気持ちが上回ってしまうヨシカは、同級生の名を騙いて同窓会を計画し、遂にイチと再会を果たす。
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これは面白かった!!すごく好きな映画です!!
映画『勝手にふるえてろ』の口コミ&正直レビュー
映画『勝手にふるえてろ』の正直な口コミ&レビューを集めたのでご紹介します!



★★★3
映画『勝手にふるえてろ』は、松岡茉優の主演で、独特の世界観とキャラクターを見事に描き出した作品です。彼女は憑依型の俳優と言われますが、今作ではまるで自然体で演じているかのように感じられました。彼女が演じるヨシカの妄想と現実のギャップが、観る者を引き込む力を持っています。
共感が得られたシーンの一つは、ヨシカが「イチ」に対する思いを募らせる場面です。片思いの切なさとそれに伴う葛藤は、多くの人が経験したことのある感情であり、非常にリアルに描かれています。特に、彼女が自分の部屋で一人妄想にふけるシーンは、笑いと同時に共感を呼びました。
一方で、共感が得られなかったシーンとして挙げられるのは、ヨシカが現実の「ニ」に対して突如としてアプローチを受け入れる展開です。彼の急なアプローチとそれに対するヨシカのリアクションは、少し現実感に欠ける部分がありました。しかし、この非現実的な展開もまた、映画の独特な雰囲気を形成している要素の一つと言えます。
松岡茉優の演技は、ヨシカというキャラクターの奇妙さと可愛らしさを絶妙に表現しており、彼女の自然な演技が作品全体を引き締めています。特に、ヨシカが自分自身と向き合うシーンでは、彼女の内面の変化を繊細に描き出しており、見応えがありました。
『勝手にふるえてろ』は、共感と共感の得られなさが絶妙に交錯する作品です。そのアンバランスさがむしろ映画の魅力となり、松岡茉優の演技と相まって、観る者に深い印象を残します。ユーモアと切なさが同居するこの作品は、一見の価値があります。



たしかに、笑いだけじゃなくて感動ポイントもあって素晴らしいですよね



★★★★★5
原作のユーモアと、人間らしさを大切にしているのが伝わってくる作品でした。
松岡茉優が出演している作品の中で、今回の役柄が一番ハマっているのではないかと思っています。
主人公はだいぶ恋愛をこじらせていて、なかなか幸せに向かっていけないところがリアルだなと思いました。
男性の自分でも共感できるところが多かったので、女性だったらさらに共感できるのではないでしょうか。
恋愛=幸せという、映画にありがちな固定観念をぶち壊してくれる斬新な作品であり、人生そのものを見せてくれるようなリアルさがあります。
ストーリーが進むテンポもかなり良くて、中だるみも全然ありません。後半には全く予想していなかったどんでん返しもあり、何度も見返したくなりました。



めちゃくちゃ分かる、気持ちが安定したい時に見ると良いかもです



★★★★4
松岡茉優さん主演の青春映画なのですが、結構コメディの要素が強い作品だと感じました。松岡さんの演技は本当にナチュラルで冒頭からすごく作品内にのめり込めました。やっぱりこの時の初々しい感じが堪らなく好きですね。
二人の彼氏の間で揺れ動く主人公の感情の部分をすごく丁寧に描いてくれていたのでとても面白いです。ヨシカという主人公目線で物語が進んでいくので否応にも彼女に感情移入してしまいます。
あと登場人物たちの個性もかなり強くて、すぐに覚えられるというところもこの映画の魅力的な部分です。イチ役に北村匠海さんが出ているところも凄くテンションが上がりました。今ではかなりの売れっ子俳優さんですが、この時の演技も味があってすごく良かったです。



★★★★4
映画『勝手にふるえてろ』は、独特な世界観と鋭い社会批評が見どころの作品だ。主人公の松坂桃李演じる青年が、現代社会の孤独や葛藤に向き合いながら、一筋の希望を求めて奮闘する姿が描かれている。彼の内面の葛藤や、現実と夢の境界が曖昧になるシーンは、観客に深い共感と考えさせられる。
また、山田洋次監督ならではのユーモアと人間味あふれるキャラクターたちが、物語に温かみを与えている。
特に、主人公と出会うさまざまな人々の掛け合いや、風刺的な描写が印象的だ。映像美も見逃せない要素であり、日常の中にちりばめられたポエティックな景色や、シンボリックな演出が視覚的な楽しみを提供している。『勝手にふるえてろ』は、現代社会の隙間に生きる人々のさまざまな葛藤や希望を、深く掘り下げつつも、笑いと温かみを忘れない作品として心に残ると思う。



★★★3
記念すべき松岡茉優の初主演映画であり、芥川賞作家綿矢りさの小説を映画化したもので、恋愛経験皆無の主人公ヨシカが2つの恋に悩み暴走しまくるさまを描いたコメディ作品であること。
そこでメガホンをとった大九明子が、撮影時点での松岡のベストパフォーマンスを引き出すことに成功した意欲作でもあり、役者にとって初の付くものは等しく1度しかやってこない。
松岡にとって忘れられない初主演映画になったことは言うまでもないことだが、その後もアップデートを繰り返していることも忘れてはならない。今後の出演作を楽しみにしながら、今作や原点ともいうべき桐島、部活やめるってよを時おり思い出したかのように再鑑賞するのは非常に素敵な時間の使い方といえる作品だと思いました。



もっとシリアスな映画かと思ってた…
- 5段階評価 ★3が一番多い
- 口コミ&レビューまとめ:主人公(松岡茉優)が良い、見ていて感情移入できる
- 筆者の総評:もっとシリアスかと思ってた
みなさんぜひ、映画『勝手にふるえてろ』をご覧になってくださいね!
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